2つの DIContainer


 S2Container.NET は S2Container と Quill という2つの DIContainer を提供しています。 それぞれの特徴は下表の通りです。

 S2ContainerQuill
生い立ち 従来の Java から移植された DIContainer S2Container.NET オリジナルの DIContainer
設定方法 XML(Dicon ファイル) 属性
機能 Quill に比べると多機能 ステートレスな業務ロジックを構築する為の最小限の機能
インスタンスモード singleton, prototype, request, session, outer singleton
DI の種類 コンストラクタ・インジェクション, プロパティ・インジェクション, メソッド・インジェクション フィールド・インジェクション
AOP の
種類
RealProxy(透過プロキシ), DynamicProxy(型の拡張) DynamicProxy(型の拡張)
使い分け Java の Seasar2 の利用経験が有り同じように利用したい場合や、細かく DI を制御したい場合、 Dicon ファイルを置き換えることで実装を切り替えたい場合 シンプルな DI と AOP 利用したい場合(細かく DI を行いたい場合は Quill をカスタマイズするか S2Container のコンポーネントを呼び出すことができます)

S2Container に関するドキュメントは下記の目次を参照してください。 Quill に関するドキュメントは「Quillで簡単DI+AOP」を参照してください。

※Seasar.NETプロジェクトでは Quill を推奨しています。

DBFlute.NETでは Quill のみをサポートしています。